【進化している】LED照明のメリット

LED照明が登場して久しいですね。
政府は温暖化対策の一つとして、2030年までに既設照明を100%LED化を掲げています。
新築住宅などではすでにLED照明の設置を前提とした設計になっていますが、工場などではLED電球の導入が難しい場所もあり、LED化した既設照明は約50%ほどだそうです。

ところでこのLED照明、近年は更なる進化を遂げていることはご存じでしょうか。
今回は最新のLED照明事情とそのメリットについていくつかご紹介したいと思います。
特別急いで交換する必要はありませんが、オフィスや住まいもLED照明に替えれば、快適になるかもしれません。

■地球にやさしい

LED照明は政府が温暖化対策の一つとして進めることから、地球にやさしい電球です。
その理由は複数ありますので、順番に紹介します。

・寿命が長い
LEDは従来の照明に比べて非常に長持ちです。
白熱電球は中にあるフィラメントに電流を流して光らせていましたが、LED照明はシリコンやゲルマニウムでできた固体に電気が流れることで、そのまま発光することができます。
使う電気が少なく、電球にも負荷がかかりづらいことから、長持ちするんですね。
約40,000時間の点灯が可能なことから、1日7時間使用すると想定した場合、約15.6年も保つことができます。白熱電球が5~9か月ほどで切れてしまうのに対して、寿命が長いことが分かりますね。

・消費電力が少ない
使用する電力が少ないことから電気代の節約になります。
家計の助けになるのももちろんですが、店舗などは消費電力が高いため、経営のための電気代を浮かせることができるでしょう。
店舗などでは防犯のために、閉店後も点灯することがあるかと思いますが、蛍光灯などと比べるとランニングコストが安くなるため、LED化はオススメです。

関連して、地球環境の保全にもつながります。
日本の電気はほとんどを火力発電によって得ていますが、その燃料には天然ガス・石炭・石油が使われています。これらの燃料には限りがあるうえ、CO²(二酸化炭素)の発生を避けられません。
電気の消費を少なくすることは、このような化石燃料の消費を抑えるほか、CO²の排出を最小限にすることにもなるでしょう。

・有害物質を使わない
従来の照明には水銀や鉛、カドミニウムが使用されていました。
蛍光灯などはオフィスなどでもまだ現役かもしれませんが、水銀が使われていることから、不燃ごみとしては出せない自治体もあります。
また、水銀とカドミニウムは4大公害病のうちの「水俣病」「新潟水俣病」「イタイイタイ病」の3つを引き起こした有害性の高い物質です。製品を普通に使う分にはとくに健康被害はありませんが、環境に放ってしまうと、回り回って人間に悪影響が出てしまうんですね。
LED電球の普及が進められているのは、これらの有害物質による環境汚染の防止という理由もあります。

■耐久性・安全性が高い

・衝撃に強い
白熱電球や蛍光灯は熱を持つことから外部がガラスでしたが、LED照明は熱をあまり持たないのでシリコン樹脂などで外部をコーティングすることができました。そのため、万一床に落ちたとしても割れにくいという面があります。
地震に備えられるほか、車内や船内などの揺れる環境でもオススメです。

・熱を持たない
LED照明はほとんど熱を発しないので、電球に触っても火傷のリスクがありません。
現在はインテリアとしてさまざまなタイプの照明器具が販売されていますが、小さな子どもの手が届く場所に置いても、昔よりずっと安全になりました。
白熱電球は熱を発することから火災につながったケースもあることから、LED化はこれらのリスク回避もできます。

■さまざまな場所に対応できる

・紫外線、赤外線が出ない
LEDは紫外線・赤外線をほとんど発しないので、今まで有害として光を避けていたものも照らせるようになりました。
博物館や美術館では、長らく紫外線による展示品の変色や損傷に悩まされていましたが、白色LEDは従来使われていた低損傷の照明よりもはるかに展示品に優しいため、各地で交換が進んでいます。
また、虫は紫外線に集まる習性があるため、玄関照明などで煩わしい思いをしたかもしれませんが、紫外線の出ないLEDだと虫が寄ってきません。

赤外線も少ないので発熱もなく、舞台照明として使用しても舞台上の温度が上がりにくいことから、暑さで汗だくになることがなく、演技や発表などに支障が出ません。

・多くの色を表現できる
LEDが登場して大きく変わったものの一つがイルミネーションでしょう。
20年ほど前まではまだまだ豆電球の白熱灯が主流で、オレンジ色の明かりが冬の街を彩っていましたが、2000年代あたりから徐々にLEDライトが普及し、どの街も非常にカラフルな景観に変わりました。
価格や消費電力も低く、火災の心配も少ないことから一般のお家でも広く使われるようになったので、普通に歩いていても目に入って楽しくなりましたね。

■スマート化している

現在はLED電球もさまざまな進化を遂げており、その一つが「スマート電球」です。
スマートフォンで明るさを調節できたり、Amazonのアレクサ・Googleアシスタントなどと連動して「消して」「点けて」の一言で操作できたりと、忙しい生活の中で役立つ機能を備えています。
外出先で点灯することもできるので、長く家を留守にする時や帰宅が遅くなる時などの防犯、消し忘れにも役立つでしょう。
設定した時刻に点灯することもできるので、早い時間に起きたいときなどは明かりを使った目覚ましにもなります。

■まとめ

LED照明はひと昔前だと「暗い」という評価も見かけられましたが、現在は明るさも向上しているほか、スマート化もされています。
唯一の欠点を上げるとすると、導入費用が高いところですが、かかる電気代が少ないのですぐに元をとれるでしょう。
住居以外にオフィスやテナントなどでも、設置を検討してほしいと思います。

武技電工では、主に店舗や施設などでの電気工事を承っており、これまで結婚式場やスーパー銭湯などで施工を担当した実績があります。
近畿・東海などでLED照明への転換をお考えでしたら、ぜひ私たちにお任せください!

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